原町 K-house

世田谷区原町ににある南側道路で南北に細長い土地において、長く過ごすリビングにどうやって光を入れるかを大きなテーマの狭小住宅として計画をした。
車庫越しに入る光の他に、2階バルコニーから階段を通る光をリビングに取り込むことができた。
出版社に勤めていたご主人のお気に入りは、たくさんの書物をたっぷりと保管でき、光が燦々と射し込む２Ｆの書斎。
他に居を構えたがかなりの衣装持ちという次男のために、フリールームに高天井を生かし3段の洋服掛けを設置し、少し足の弱い奥様のためには玄関脇で靴を履き替える助けになるベンチを提案。
バルコニーに天井は無くフレームで切り取られた空が見え、玄関脇にはシンボルツリーのもみじが季節感を演出し、都会の真ん中にある狭小住宅であることを一瞬忘れさせる建物になった。